ごあいさつ
青木 弘行
デザイン科学は、人間の生活や生活文化をより豊かにしていくための科学です。本専攻は、平成19年度の自然科学研究科改組に伴って、工学研究科を構成する新たな専攻として発足いたしました。千葉大学が誇るデザイン学研究の長い伝統と豊富な実績に加え、デザイン科学諸領域における最新の知見を融合し、この分野における先導的な役割を果たすことを目標としています。
本専攻は、平成17年度より開始された文部科学省の支援事業[「魅力ある大学院教育」イニシアティブ]を受け、平成17・18年度の2年度にわたって「高度デザイン研究者養成プログラム―クロスファータライゼーションを促す教育」を推進してまいりました。新専攻発足に際しては、本プログラムで得られた成果を基盤として、海外有力大学・国内外有力企業・学内デザイン系他領域(建築系、都市環境系、園芸系)との連携を基に、教育研究内容のさらなる充実を図っています。
生活文化と深く関わりながら、技術と科学に裏打ちされた芸術性・人間性豊なデザインのあり方を標榜し、多様なニーズに柔軟に対応でき、デザイン界をリードして国際的に活躍できる人材に焦点を当て、博士前期課程においては主としてデザイン技術者、博士後期課程においてはデザイン技術者に加えてデザイン研究者の育成をめざしています。
勝浦 哲夫
「魅力ある大学院教育」イニシアティブは,現代社会の新たなニーズに応えられる創造性豊かな若手研究者の養成機能の強化を図るため、大学院における意欲的かつ独創的な教育の取組(「魅力ある大学院教育」)を重点的に支援するために平成17年度より開始された文部科学省の事業です。
平成17・18年度の2年度にわたって採択された本プログラム「高度デザイン研究者養成プログラム―クロスファータライゼーションを促す教育―」は,本学大学院自然科学研究科デザイン専攻(博士前期課程),人間環境デザイン科学専攻(博士後期課程)を構成する工業デザイン系が中心となり,これまでに築いてきた産業界との太いパイプと海外の有力デザイン校との巾広いネットワークを駆使して,若手研究者に多様な研鑽の場を用意し,複雑・多様化した社会の要求に対応できる若手デザイン研究者を養成することを目的として実施いたしました。
本プログラムの実施にあたり,本学の建築,都市計画,園芸などデザインに関連する他領域や,国内外の企業,デザイン系大学・大学院のご支援ご協力を戴きましたことを改めて感謝申し上げます。
※千葉大学大学院自然科学研究科デザイン専攻(博士前期課程),人間環境デザイン科学専攻(博士後期課程)は、平成19年4月に、工学研究科デザイン科学専攻デザイン科学コース(博士前期課程/博士後期課程)に改組されました。平成19年度より、「高度デザイン研究者養成プログラムークロスファータライゼーションを促す教育―」において構築したプログラムを基盤として、より発展させた教育研究プログラムを実施しています。
