UBWALL Project 2008
実施概要
実施期間:2008年4月~2008年11月
テーマ:情報案内システム「UBWALL(ユビウォール)」の新しい使い方
アドバイザー:富士通デザイン株式会社
目的:平成20年度Service and Productカリキュラムの授業の一環として、富士通デザイン株式会社から講師を迎え、サービスデザインに関するプロジェクトを行いました。課題提供協力企業である富士通の製品である、ユビキタス社会における情報案内システム「UBWALL(ユビウォール)」の新しい使い方をテーマに、サービスデザインやそれに関するUIやインタラクションのデザインを主な目的とし、議論を重ね最終日にプレゼンテーションを行いました。本プロジェクトは富士通デザイン株式会社の石塚昭彦氏による「サービスデザイン論」の講義と共に行われ、学生は様々なインプットを行いながらプロジェクトを進めました。最終日のプレゼンテーションは富士通の川崎工場にて行い、デザイナーの方だけでなく研究所の方や事業部の方等多くの方から意見を頂くことができました。
成果
「携帯電話販売プロモーションツール」
現在、携帯電話はますます進化を遂げており、携帯電話の中に搭載される機能だけでなく、携帯電話を利用した様々なサービスも利用可能となってきています。しかし、携帯電話の販売現場ではその魅力をお客さんに十分に伝えられていないという現状があります。現在の売り場では、携帯電話の置き方は画一的で、個々の携帯電話が持っている個性を表現しきれていません。また、提供されているサービスの説明も十分でなく、ユーザーは使い方を理解ていません。今回はUBWALL及びSpotCastの2つの情報提供手段を用いて、今まで伝えきれていなかった携帯電話の機能やサービスの魅力や端末の持つ世界観をわかりやすく伝えることを提案しました。
まず、携帯電話販売店に入ると、店の入り口に設置されているFeliCaポートにお客様が自分の携帯電話をタッチします。すると自動で携帯電話のワンセグを立ち上げてSpotCastから配信されるムービーを受信できるようになり、各携帯電話毎に用意されたコンテンツを楽しむことができ、同時にUBWALLの利用を促すコンテンツも用意し、UBWALL利用への誘導も行うことが可能になります。UBWALLとその前に置かれた携帯電話を使うことで、携帯電話の機能やサービスを実際に使っているような感覚で体験することが出来ます。画面の中の人と実際に話したり、自分が画面の中の場面にいるかのような体験を通じて、携帯電話の魅力を余すことなく伝えます。それによりお客さんは納得のいく買い物ができ、販売店は効果的に携帯電話を訴求することが出来るようになります。




「改装工事現場」
今現在店舗の集まるショッピングモールなどでは、激しく変化するトレンドへ対応するために、店舗の改装を行います。改装を行うことで店舗を一新し、消費者に新しいものを提供します。また、改装セールなどによる売り上げの増加や、出店者側のサービス意識の向上など、改装には様々な効果があります。しかし、改装のプロセスには様々な行程があり、長い時間のかかる改装工事期間中は当然商品を売る事ができず、売り上げの低下となってしまうという面もあります。そこで、UBWALLとプロジェクターを利用して、改装期間中に店が閉まっていても消費者を楽しませる事のできるサービスを提案しました。また、そのサービスの中から消費者のニーズなどを掘り出し、改装終了後の新しい店舗のためのマーケティングデータとして利用できるようにするということを考えました。サービスのフローとしては、まずはプロジェクターで映像が照射されている部分に、消費者が気になる情報を映し、そこをきっかけとしてUBWALLに触れさせ、そこから携帯電話に情報を取得し、ショッピングモール全体で消費者を楽しませるといったものになっています。サービスとしては、改装中の店舗での買い物目的で来た消費者に企画会議に参加させるような形で、ニーズを引き出すサービスと、それ以外のその店舗に興味のない消費者も楽しませ、その店舗に引き込むサービスの2つがあります。それにより、消費者にとって意味の無い改装現場というスペースを楽しめるスペースに変え、改装終了後の店舗をよりよいものへと変えることができます。





